歯周病 下関 木原歯科医院

歯を抜かずに一生残す
もともと歯のない方には義歯で咀嚼力の回復
なんでも噛めて、元気な毎日

診療時間
9:00~13:00、14:00~18:00
木曜日、日曜日、祝日休診


新幹線新下関駅から徒歩3分
(下関市秋根南町1-6-9)
TEL 083-256-6866
歯磨き塾 下関 
木原歯科医院です

歯周病の治療理念
    生活習慣の見直し

歯周病治療の第一歩は、患者様ご自身で歯磨きをきちんとしていただくというセルフケア―です。ご自身によるお手入れが歯周病の改善のための必要条件の90%以上を占めます。プラークコントロールが充分におこなわれたうえで、その後の歯周外科、修復処置(かぶせ物やブリッジを装着する治療)、インプラント治療が生きてきます。逆に言えば、歯磨きが充分でないと歯周外科(小手術によって歯の周りの組織を再生させる治療)を行っても、高額な入れ歯やインプラントを入れても、長持ちせず、無駄になってしまいます。
 昨今の流れとしては、歯周再生療法(歯周外科手術)によって、歯の周囲の組織を新たに再生させる外科手術に傾きがちです。そして、歯を残すことが無理だと判断すれば、抜歯してインプラントを勧めるということになります。しかし、どうでしょうか。私は歯周外科以前の初期治療(ブラッシングの見直し、歯石、沈着物の完全な除去等)にもっとウエイトをおいてじっくり時間をかけて、お付き合いしても良いのではないかと考えています。いわば歯周内科です。これが当院の歯周治療の特徴です。手術をしなくても、ほとんどの場合治ってゆきます。もちろん、状況を見極めて、歯周外科手術も行います。
 ご自分の歯をご自分で守ってください。
 そのために、歯科衛生士ともどもお手伝いいたします。
 なお、歯周病治療は、ほとんど、健康保険の範囲でできます。

歯周病の口の中


歯肉が腫れて出血しています。歯肉が下がって、歯根が露出しているいるところもあります。同時に虫歯もあります。たくさんの歯に冠が被せています。歯周病のため、かみ合わせも、ずれてきています。よく噛めません。
歯垢(プラーク)や歯石も付いています。

歯周病の診査
 1、歯周ポケットの深さ
 2、歯肉からの出血、腫れ、退縮
 3、歯牙の動揺
 4、金属冠と歯牙との隙間
 5、歯牙と歯牙との隙間(食片圧入)
 6、プラークコントロールの評価


ご自身でのセルフチェックとしては                   「歯肉からの出血、腫れ、退縮」が有効です。
 


ハミガキがきちんと出来ることが 歯周病治療の第一歩です

よくある誤解
定期的に歯石を取ってもらっている。
なのに歯周病が治らない。

歯周病の原因は歯石ではありません。プラーク(歯垢)です。プラークの中の歯周病細菌です。
歯石を除去することは必要です。歯周病菌のすみかになるからです。
でも、口腔内の歯周病菌はプラークの中にいます。
ですから、プラークを除去しなければ、歯周病は治りません。
だから、ハミガキでプラークを取るというセルフケアが最も大切なのです。
逆に言えば、きちんとハミガキが出来ないと、歯石を取っても、手術をしても、ブリッジやインプラントを装着しても、歯周病はそのままです。すべてが無駄な治療になってしまいます。


ブラッシング中心の歯周病治療の症例1                

ブラッシングを的確に、そして、時間を充分にかけて行いました。歯肉の炎症が取れて引き締まってきているのがおわかりいただけます。丁寧に時間をかけて、ブラッシングを行われます。こちらも負けないように丁寧に歯石を除去します。共同作業です。

よくある誤解   
歯石は1回で短時間に除去できる。

歯石は十分な時間をかけなければ除去できません。重度の歯周病では一本の歯の歯石を取るのに1時間くらいかかる事もあります。

おおまかな歯周病治療の内容

ブラッシング練習

歯周病の原因である歯垢(プラーク)を的確に
除去できるようにブラッシングの練習を行います。縦の突っ込み磨き、横の突っ込み磨き、横の溝磨きの練習をいたします。

歯垢のクリーニング
~超音波スケーラー~

超音波の振動を利用して主に、歯周ポケット内に付いている歯垢(プラーク)を除去していきます。

歯垢のクリーニング
~PMTC~

専用の機械と研磨剤の入ったペーストで、歯の表面を磨いていきます。主に歯の表面に付いている歯垢(プラーク)、着色を除去します。

歯石除去

歯周ポケットが深い場所にはポケット内に歯石が溜まっています。歯周病を改善させるには、この歯石を除去することが重要になります。歯石は簡単には取れません。時間をかけて、丁寧に除去していくことが必要です。

歯周外科処置

歯周病が進行している部分の歯肉を剥離(はくり)して直接歯肉の中が見えるようにして、歯石を除去したり、歯の周りの骨を再生させたりします。

メインテナンス

ある程度歯周病が落ち着いてからは、その良い状態を維持するために定期的にメインテナンス治療を行います。
おおまかな歯周病治療の流れはあります。
当然ですが患者さん一人一人、お口の中の状態は異なります。そのため、お一人ごとに治療の進め方が異なる事があります。歯科医師、歯科衛生士が一人一人に合った治療を計画し、歯周病治療を行っていきます。
そのためには、ポケットの深さ、歯肉からの出血、歯牙の動揺、レントゲン診査等で、状況を判断しながら、治療を進めていきます。
ブラッシングがきちんと行われ、歯石等の沈着物が除去され、かみ合わせが整ってくると、病的なポケットが浅くなり、歯肉からの出血がなくなり、歯牙の動揺も治まってきます。更に長期的にはレントゲン写真で、歯槽骨が再生することすら確認できます。

さらに詳しい治療の説明

確実なスケーリング(歯石除去)

歯石には歯の表面に付いている歯石(縁上歯石)と歯周ポケットの中に付いている歯石(縁下歯石)があります。歯石は例えると軽石のようにザラザラした質感をしています。歯石が歯肉の近くやポケットの中に付いているだけで歯肉を刺激してしまい、歯肉が炎症を起こしてしまいます。さらに、ザラザラしているので歯石の表面に歯垢(プラーク)等の汚れが付着しやすくなり、歯周病を悪化させる原因にもなります。歯周病を治すにはこの歯石を残らず取りきる事が必要になります。
特に歯周ポケットの中は直接目で見えない部分になるのでレントゲン写真や、器具から手に伝わる感覚を頼りに歯石を取るようになります。さらには患者さんによってそれぞれ歯の形や歯並びが違うため、慎重に、時間をかけて丁寧に歯石を取る必要があります。
歯石を取るという事だけが目的ではなく、歯周病を治す目的のために行う手段の1つと考えています。

歯周ポケットとは

歯周ポケットは2mm以内なら正常です。細菌によって歯槽骨が溶かされてくると、ポケットは病的に深くなり、歯肉からの出血、排膿が見られるようになります。歯肉が退縮する場合もあります。
6mm以上の病的な歯周ポケットでも、すぐに外科処置を行わずに、まず、保存的に歯牙の周囲の歯石を除去することから始めます。
ブラッシングがきちんと行われ、治療がうまく出来ると、ポケットは浅くなり、出血もなくなります。歯牙の動揺も治まってきます。

場合によっては歯周外科処置

歯周外科処置とは、歯肉を剥離(はくり)して実際に歯肉の中の状態が直接見えるようにして歯石を除去したり、歯槽骨(歯の周りの骨)を再生させたりすることです。歯周ポケットが6㎜以上の場合に適応になります。
しかし、まずは、外科処置を行わずにブラッシングとスケーリングで歯周ポケットを3ミリ以内に戻す事が目標です。それでもどうしても治らない場合は歯周外科処置で歯周病を治すことが必要です。外科処置は部分的に麻酔をしての手術になるので患者さんの全身的な問題や手術に対する不安が少なからずあると思います。
外科処置をするかどうかは、歯科医師と充分に話し合いをして決めていきますが、最終的には患者さんのご判断になります。その時は、疑問や不安な事など気軽にご相談ください。

メインテナンスを続ける気持ち

歯周病治療を行い、歯周病がある程度落ち着いてからは、その良い状態を維持するためにメインテナンス治療を行います。
具体的には、ブラッシングがきちんと出来ているかチェックしたり、患者さんがご自身で落とせないような汚れ(歯石、着色等)を歯科衛生士が落とします。さらに、新しく虫歯になっていないか、かみ合わせのチェックも歯科医師と連携しながら観察していきます。
実際、患者さん自身でお口の中を完璧に100%きれいに保つというのは難しいものです。そのままにしてしまって、知らないうちに歯周病が再発してしまったという方も中にはおられます。お口の中の良い状態を維持するには、患者さんご自身がそうなりたいという思いが大切になってきます。そのために我々歯科医師と歯科衛生士がおります。また、歯科医師、歯科衛生士も患者さんのお口の中が少しでも良くなればという思いを一番に、一生懸命に歯周病治療をしています。定期的なメインテナンス治療を通して良い状態を維持するお手伝いをしていきます。当院では5名のベテラン衛生士がおります。みな、高度な技術と、高い志を持って治療に当たっています。

我々と一緒に、ご自身のお口の健康を守っていきませんか?

症例2 Aさん

重度の歯周病のために来院されました。すべての歯を抜歯されることを覚悟しておられたようです。真面目な方で、こちらが求める以上のブラッシングをされました。病的な歯周ポケットは改善され、30年後にも自分の歯で何でも噛めます。さらに、メインテナンスを続けていく予定です。

症例3  Bさん

58歳の時に初めて来院されました。二年間くらいは歯周病や虫歯の治療を行い、噛めるようにしました。その後、40年近く、メインテナンスを行い、その間ほとんどの歯を失うことなく、現在に至っています。90歳を超える高齢になり、最近ではさすがに、ブラッシングが充分に行えなくなっていますので、その分、こちら側が手助けする事が多くなりました。自分の歯で何でも噛めますので、全身的にもお元気で健康な日々をお過ごしです。

木原歯科医院 の特徴
歯を残すことを第一に考える。
ご自身の歯を一生、保ち続けることは命の根本にかかわることです。食物を自分の歯でおいしくいただけることは本当に素晴らしいことです。そのお役に立てるよう、スタッフ一同、研鑽、努力しています。長年の経験により、たくさんの技術を集大成しています。
患者さんの意向に沿った治療
一方的にこちらの方針を押し付けるのでなく、できるだけ患者さんの意向、状況、事情に沿って治療します。そして、互いの共感が得られたところで、専門的な情報を提供し、たがいに手を携えて共通の目標を目指しましょう。
約束した時間を守ること
患者さんの時間は貴重です。その大事な時間を無駄にしないよう効率よく治療してゆきます。約束した時間を厳守できるよう最大の努力をしています。時間が充分であればそれだけ高い技術が提供できます。上手な歯科医師とは時間を十分にかけて丁寧な治療ができる人たちのことです。
多彩な経験を持つ歯科技工士、歯科衛生士
当院の歯科衛生士は全部で6名います。どの人も院の方針に共感して治療しています。皆様の歯を守ることが一番大切であると考えているのです。そのため研修を続け、高い技術力を維持しています。また歯科技工士の宇都宮仁は長年の経験で誰にも負けない日本の最高レベルの冠や義歯を作ることができます。一度、当院で義歯を装着された方は十分お分かりです。
なにより、チームワークが大切です。
多彩な経験を持つ歯科技工士、歯科衛生士
当院の歯科衛生士は全部で6名います。どの人も院の方針に共感して治療しています。皆様の歯を守ることが一番大切であると考えているのです。そのため研修を続け、高い技術力を維持しています。また歯科技工士の宇都宮仁は長年の経験で誰にも負けない日本の最高レベルの冠や義歯を作ることができます。一度、当院で義歯を装着された方は十分お分かりです。
なにより、チームワークが大切です。
衛生士さん募集
当院では衛生士さんを募集しています。
予防歯科や歯周病治療に興味のある方、一緒に働いてみませんか。
一緒に技術を研鑽して極めていきましょう。
条件等の詳細はお電話にてご確認ください。

電話番号
Tel:0832566866
スタッフ紹介
院長 木原芳郎
九州歯科大学卒業。
American Asociation of Endodontists認定正会員(アメリカ歯内療法学会)(根管治療の専門医)
Preventive Dentistry Reseach Group会員
心身医療哲学研究会会員    


歯科医師 木原誉子
九州大学歯学部卒業。予防歯科を中心に研鑽。
歯科医師 木原廣子
九州大学歯学部卒業。口腔外科を中心に研鑽。
歯科技工士 宇都宮仁
 歯科技工のすべての分野でのエキスパート。特にこの人の作る入れ歯は国内でも最高レベルである。なんでも噛める入れ歯です。
歯科技工士 宇都宮仁
 歯科技工のすべての分野でのエキスパート。特にこの人の作る入れ歯は国内でも最高レベルである。なんでも噛める入れ歯です。
プログラムや空き状況についてお気軽にお問い合わせください
医院名 木原歯科医院
創業者 木原芳郎
設立年月 1981年2月
医院住所
下関市秋根南町1-6-9
設立年月 1981年2月